レポート

成果発表会開催。地域の社会人と大学生が企業課題解決に挑戦しました。

2022.12.08

■ はじめに


『地域連携 I 』の講師をしています企画部マネージャーの高田です。2020年から久留米工業大学様と産学連携で開始しました、地域で連携して課題解決人材を地域に増やす取り組み『地域連携 I 』。


本年で3年目となりました。本レポートでは、約半年間の講座の成果発表となる成果発表会の様子を共有します。


■ 地域連携 I とは


地域連携 I とは、大学、企業、地域に共通する課題である課題解決人材の不足を解決するため、久留米工業大学と株式会社サンカクキカクが産学連携で開始した教育プロジェクトです。

課題解決に必要な現状分析やアイデア発想法などのスキルを約4ヶ月間で学び、残りの約2ヵ月間で実在する企業課題をテーマに、社会人と学生の混合チームで解決案を企画します。



また、地域連携 I を通して、地域が連携するきっかけづくりにする狙いもあり、地域が連携しやすい土壌づくりを久留米工業大学様と株式会社サンカクキカクで試行錯誤しています。


学生は学年学科を横断型で参加可能で、社会人は地域企業の若手から管理職まで、こちらも業界職種役職を横断型で参加してくださっています。


■成果発表会について


2022年12月7日(水)、久留米工業大学にて実在する企業課題をテーマに6チームが成果発表をしました。

発表チーム


・アイナックシステム チーム

 社員20人になる会社をつくるには?


・オーレック チーム

 ORECをもっと知ってもらいたい!


・久留米工業大学 チーム

 入学志望者の安定的な確保をするために!


・未来工房 チーム

 知る機会を作って、戸建て住宅を建てるという選択肢をつくる!


・鹿田産業 チーム

 竹と天然素材と暮らす店【鹿田室礼】の集客数を増やすには?


・アズマ チーム

 八女地域に再エネを‼ ~若い世代に再エネを知ってもらうために~



コンテスト形式で発表し、最優秀チームを決めました。審査員は地域企業の経営者2名と大学教授1名です。


■発表の様子



アイナックシステム チーム「社員20人になる会社をつくるには?」

課題 :人が辞めていく

原因:

・心の内を話しやすい同期がいない

・一人前になるまで時間がかかる

解決案:

・新卒採用を計画的に継続して行う

・社内環境を整える

・教育制度を整える




オーレック チーム「ORECをもっと知ってもらいたい!」

課題 :ORECの認知拡大、農業の担い手減少

原因:

・多方面から企業のファンを増やす取組みが不足

・農業に触れる機会の少なさ

解決案:

・SNSを活用した訴求

・農業に関する体験型イベントの開催や補助金情報、農家さんとのコラボなど40代以下の世代に対して様々な角度からアピールを行う




久留米工業大学 チーム「入学志望者の安定的な確保をするために!」

課題 :入学希望者の安定的な確保

原因 :久留米工業大学の情報が届いていない

解決案:

・在学生にフォローしてもらい拡散協力依頼

・在学生の広報チームを作り、学生に響くコンテンツづくりを学生目線で作ってもらう

・一般の方含めたインフルエンサーに施設を貸出、その対価としてSNS投稿してもらう

・地元メディアを巻き込む




未来工房 チーム「知る機会を作って、戸建て住宅を建てるという選択肢をつくる!」

課題 :福岡市または久留米市に住む人が、戸建てではなく便利な賃貸住宅でいいと考える若い世代が増えている

原因 :

・戸建てでの生活に憧れを抱く人が少ない

・もっと気軽に情報を得られる機会が不足

・情報を知ってほしいターゲットの明確化不足

解決案:

・親子で楽しむ木育ワークショップを開催

・公式LINE@での情報発信




鹿田産業 チーム「竹と天然素材と暮らす店【鹿田室礼】の集客数を増やすには?」

課題 :店舗集客

原因 :PR活動と商品拡充の不足

解決案:

・SNS活用、地域内にポスター提示、SHOPカードの設置

・他業種とのタイアップ




アズマ チーム「八女地域に再エネを‼ ~若い世代に再エネを知ってもらうために~ 」

課題 :一般家庭での認知度が低い

原因 :正しい知識や情報を知る機会や場がない

解決案:SDGsや再エネについて知れるサークルを学内に作る



最優秀チームは「未来工房チーム」でした。

各チーム僅差でしたが、課題の絞り込みや伝える価値の明確化、期待できる効果、全員で発表などが評価されました。


■ おわりに


無事3年目が終了しました。昨年度までは地域課題をテーマにしていましたが、今年度は企業課題をテーマに進めました。

当事者となる企業人がチームリーダーとなり進めたこともあり、かなりリアルなグループワークになったように思います。


来年度入学生からは正規科目としてシラバスに掲載される予定です。課題解決人材を地域で育成するチャレンジの精度を年々高めていきます。