レポート
グラフィックデザイナーのInDesign奮闘記
2025.04.16
こんにちは!サンカクキカク デザイナーの田中です。
普段はチラシやパンフレットなど、紙媒体を中心にグラフィックデザインの制作を行っています。
今回、久しぶりにInDesignを本格的に使う機会をいただいたので、その中で感じたこと・学んだことをまとめてみました。
5年ぶりのInDesign、再始動。
実は学生時代に少し触って以来、InDesignはほぼ未使用のまま約5年…。
便利なツールだという認識はありつつも、Illustratorの方が感覚的に操作できるという理由で、ページ数の多い冊子も力技でIllustratorを使って作っていました(今思えば暴挙…)。
しかし今回は、時間も余裕も限られた中での制作。
代表の宇佐川からも「InDesignがいいと思うよ」と後押しがあり、「これはもう使いこなせるようになるしかない!」と気合を入れて取り組みました。
制作前に、まずは予行練習!
いきなり本番に挑むのはさすがに不安だったので、まずは自宅で予行練習をしました。
「ここまで操作できたらいけそう!」というところまで触っておくことで、本番でも焦らずに進められます。感覚を掴んでおくこと、大事です。
制作スタート!実際にやったこと
構成やレイアウトはすでに決まっていたので、それをInDesignに落とし込む作業がメインでした。
大まかな制作の流れは以下のとおりです。
1. ページの型を作る(マスターページの活用)
まずはノンブル(ページ番号)や見出し、あしらいなど、共通パーツをマスターページに設定。繰り返し使う要素をテンプレート化しておくことで、作業の効率が大幅に上がります。
細かい装飾などはIllustratorで作り込み、必要に応じてInDesignに配置しました。マスターページを作っておけば、ドラッグ一つで反映できるのも便利でした!
2. テキストの流し込み
全体のページ構成ができたら、原稿を流し込んでいきます。
3. Illustratorでデザインを作り込み
InDesignだけでは表現が難しい凝ったパーツは、Illustratorで制作。見出しや装飾など、細部までこだわりたい箇所はIllustratorを使います。
4. aiデータをInDesignにリンク配置
作成したaiファイルは、InDesignにリンク配置。
画像として埋め込むのではなくリンクにすることで、後からIllustratorで修正してもInDesign側に反映されるのでとても便利です。
少しずつ、InDesignに慣れていく
これまでIllustratorで作業していた時は、ページの順番が変わるとノンブルの位置なども調整する必要があるので、ちょっと面倒な部分もありました。
ノンブル機能を使うことで、ページの順番や調整を考える必要がなくなったので、だいぶ気が楽になりました。
さらに、InDesignには目次生成機能もあります。今回は見出しごとにデザインが異なっていたため使用しませんでしたが、将来的には活用できるように設計段階から意識していきたいです。あとから知ったのですが、テキスト流し込みも効率化できる方法がいくつかあるようで…。
そのあたりも少しずつ試して、スキルアップにつなげていきたいと思っています。